うつ病の診断は軽視しないで!【全ての人の心のケアを行う】

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発症の差はどこにあるのか

うつ病に関する情報を得ていくうちに、自分にあてはまるものがでてくると受診をしてみようかという気持ちになってくるかもしれません。医療機関では、うつ病かあるいは抑うつ症状を伴うほかの病気かどうかの診断を行うため、かつ発症の原因を見極めるために、さまざまな検査が行われることがあります。その一つが、光トポフラフィー検査です。頭に近赤外線を当てて、脳の血流量の変化を可視化する検査です。脳の血流パターンは、通常時、うつ病発症時、双極性障害など、特有のパターンがあります。そのため、病気を客観的に鑑別できます。ただし、一般的な問診による診断名との一致はおよそ75パーセンです。そのため、この検査結果のみで判断するのではなく、あくまでも診断補助として用いられます。現在、この光トポフラフィー検査は、保険適用で受けることができますが、対応できる医療機関はまだ少ないため、事前に確認しておくことが大事です。脳の血流を調べる検査は、ほかにもSPECTというものもあります。これら以外にも、脳のエネルギー源となるブドウ糖の代謝や血流を調べる、あるいは壊死している神経細胞がないかを調べられるPET検査もうつ病かどうかを判断するのに有効です。そして、高齢者の場合には、認知症と区別するために、MRIやCT検査を行うこともあります。より詳細な診断を求めるのであれば、総合病院や大学病院がよく、クリニックなどであればうつ病を特に専門としているようなところであれば、ある程度の検査設備も整っているので安心です。うつ病は、さまざまな要因が重なりあって発症するものですが、この病気を発症しやすい人に共通した性格というものがあります。たとえば、仕事や勉強を一生懸命にやり、自分はこうであらねばならないという観念が強い性格の人です。物事に集中するあまり、自分自身を省みない傾向があります。こうした性格の人は、何もかもがうまくいっているうちはいいのですが、一度落ち込んでしまうと、とことん深みにはまっていきます。そのため、なかなか立ち直れないのがこのタイプの特徴です。落ち込んでいるときは、前向きな考え方ができないので、マイナス思考一辺倒になりがちです。そのため、抑うつ状態が長引きやすく、発症につながります。また、絶えず自分の理想を追い求め、自分を否定的にみる性格の人も注意が必要です。仕事の上でも、学校でも自分に自信がないので、ちょっとしたことでも気になります。ただし、ダメ人間だと考えての自信のなさではなく、自分に対する理想が高いために起こる自信のなさです。自分の言動に対して恥ずかしいと後悔ばかりしてしまいます。それにより、次第に心が疲弊しうつ病になるタイプです。病気まで発展するかしないかというのは、傷ついた心の深さと、これまでの人生において形成された心の耐性の度合いにかかってきます。そのため、うつ病の診断の際には、病気の全体像をつかむために、診断基準に基づいた問診や面接、心理検査を行います。人格や知性などを評価するテストを行ったり、子どものころどんな環境にいたかなど掘り下げたりすることもあり、医療機関により内容は様々です。